高齢者の脳トレに役立つ、子供も楽しめる雛祭りに関する三択クイズを30問用意しました。
各問の後に「答え」と「解説」を付けています。ぜひお楽しみください。
1.雛祭りが行われる日はいつでしょうか?
- 2月3日
- 3月3日
- 4月3日
答え:2. 3月3日
解説:
雛祭りは3月3日に行われる行事で、女の子の健やかな成長や幸せを祈る節句です。
解説:
雛祭りは3月3日に行われる行事で、女の子の健やかな成長や幸せを祈る節句です。
2.雛祭りは何の節句としても呼ばれているでしょうか?
- 桃の節句
- 菊の節句
- 端午の節句
答え:1. 桃の節句
解説:
雛祭りは五節句の一つ「上巳(じょうし/じょうみ)の節句」で、桃の花が咲く時期に行われることから「桃の節句」とも呼ばれます。
解説:
雛祭りは五節句の一つ「上巳(じょうし/じょうみ)の節句」で、桃の花が咲く時期に行われることから「桃の節句」とも呼ばれます。
3.雛祭りがもともと行われていた旧暦3月3日(現在でいう4月頃)に桃の花が使われる理由は何でしょうか?
- 魔よけの力があるとされていたから
- 単に部屋を華やかにするため
- 色のコントラストが美しいから
答え:1. 魔よけの力があるとされていたから
解説:
古くから桃の花には魔よけの力があると信じられており、女の子を守る意味でも飾られるようになりました。
解説:
古くから桃の花には魔よけの力があると信じられており、女の子を守る意味でも飾られるようになりました。
4.雛祭りが別名「上巳(じょうし)の節句」と呼ばれる由来はどれでしょうか?
- 旧暦3月3日に必ず巳(へび)が出現する風習から
- 中国由来の「3月最初の巳の日」を祝う行事が固定化したため
- 日本神話で巳(み)が女神を表しているから
答え:2. 中国由来の「3月最初の巳の日」を祝う行事が固定化したため
解説:
中国で行われていた上巳(3月最初の巳の日)の行事が日本に伝わり、3月3日に定着したとされています。
解説:
中国で行われていた上巳(3月最初の巳の日)の行事が日本に伝わり、3月3日に定着したとされています。
5.雛祭りが祝日になっていない理由として正しいものはどれでしょうか?
- 女性の行事なので祝日に不向きだったから
- 王政復古や祝日法制定の際、端午の節句のみ祝日に定められたため
- 明治時代以降に誕生したばかりの行事だったため
答え:2. 王政復古や祝日法制定の際、端午の節句のみ祝日に定められたため
解説:
江戸時代には五節句すべてが式日(休み)でしたが、明治以降に制度が変わり、5月5日の端午の節句(こどもの日)以外は祝日になりませんでした。
解説:
江戸時代には五節句すべてが式日(休み)でしたが、明治以降に制度が変わり、5月5日の端午の節句(こどもの日)以外は祝日になりませんでした。
6.月遅れで4月3日に雛祭りを行う地域がある理由は何でしょうか?
- 3月3日は寒すぎて合わないから
- 春の農作業が忙しくなる時期を避けるため
- 桃の実がなる時期が4月だから
答え:2. 春の農作業が忙しくなる時期を避けるため
解説:
一部の地域では旧暦に近いタイミングで行う習慣が残っており、農作業の都合で4月3日に行う地域もあります。
解説:
一部の地域では旧暦に近いタイミングで行う習慣が残っており、農作業の都合で4月3日に行う地域もあります。
7.雛祭りによく食べられるものとして誤っているものはどれでしょうか?
- ちらし寿司
- はまぐりのお吸い物
- みたらし団子
答え:3. みたらし団子
解説:
情報元にある雛祭りの食べ物としては、「菱餅」「雛あられ」「白酒(甘酒)」「桜餅」「ちらし寿司」「はまぐりのお吸い物」などが挙げられています(※みたらし団子についての記載はありません)。
解説:
情報元にある雛祭りの食べ物としては、「菱餅」「雛あられ」「白酒(甘酒)」「桜餅」「ちらし寿司」「はまぐりのお吸い物」などが挙げられています(※みたらし団子についての記載はありません)。
8.雛祭りで飾る人形を総称して何と呼ぶでしょうか?
- 雛人形
- 和人形
- 流し人形
答え:1. 雛人形
解説:
雛祭りには男雛と女雛を中心とした「雛人形」を飾り、女の子の健やかな成長を祈ります。
解説:
雛祭りには男雛と女雛を中心とした「雛人形」を飾り、女の子の健やかな成長を祈ります。
9.雛人形は大きく「京雛」と「関東雛」に分けられますが、京雛の特徴として正しいのはどれでしょうか?
- はっきりした目鼻立ち
- 切れ長のやや細めの目
- 男雛が必ず立ち姿で作られる
答え:2. 切れ長のやや細めの目
解説:
京雛は「目はやや細め」「おっとりした顔立ち」が特徴で、関東雛は「はっきりした目鼻立ち」とされています。
解説:
京雛は「目はやや細め」「おっとりした顔立ち」が特徴で、関東雛は「はっきりした目鼻立ち」とされています。
10.雛人形を飾り始める時期として一般的に好ましいとされているのはいつからでしょうか?
- 1月1日~1月中旬
- 節分の翌日(立春)から2月中旬頃まで
- 3月3日の前日
答え:2. 節分の翌日(立春)から2月中旬頃まで
解説:
明確な決まりはありませんが、立春を過ぎてから2月中旬までに飾ることが多いです。
解説:
明確な決まりはありませんが、立春を過ぎてから2月中旬までに飾ることが多いです。
11.「雛祭りが終わっても雛人形をすぐに片付けないと婚期が遅れる」といわれる俗説について、理由として正しいのはどれでしょうか?
- 雛人形に悪霊が宿るため
- 片付けのしつけとしての側面があるため
- 占い師が作った迷信のため
答え:2. 片付けのしつけとしての側面があるため
解説:
「婚期が遅れる」というのは、きちんと片付ける大切さを説いたしつけ的意味合いが強いとされています。
解説:
「婚期が遅れる」というのは、きちんと片付ける大切さを説いたしつけ的意味合いが強いとされています。
12.雛人形は昔から嫁入り道具の一つとされ、一般的にはどちらの実家から贈られることが多かったでしょうか?
- 父方の実家
- 母方の実家
- 仲人の家
答え:2. 母方の実家
解説:
古くは母方の実家から贈るのが一般的でしたが、現代では各家庭でさまざまです。
解説:
古くは母方の実家から贈るのが一般的でしたが、現代では各家庭でさまざまです。
13.雛人形を作る際、伝統的な首の素材「桐塑頭(とうそがしら)」とは何でしょうか?
- 紙に漆を何度も塗り重ねて作る製法
- 木粉としょうふ糊を混ぜたものを塗り固める製法
- 金属製の鋳型を使った製法
答え:2. 木粉としょうふ糊を混ぜたものを塗り固める製法
解説:
伝統的には木彫りの首に木の粉としょうふ糊を練った桐塑を何度も塗り、表面を整えて仕上げます。
解説:
伝統的には木彫りの首に木の粉としょうふ糊を練った桐塑を何度も塗り、表面を整えて仕上げます。
14.雛段飾りの基本形である「七段飾り」に並べる人形が、いわゆる「きまりもの」十五人揃いの場合、上段から数えて3段目に配置されるのは誰でしょうか?
- 三人官女
- 随身(左大臣・右大臣)
- 五人囃子
答え:3. 五人囃子
解説:
七段飾りは上から順に「内裏雛(1段目)」「官女(2段目)」「五人囃子(3段目)」「随身(4段目)」「仕丁(5段目)」「嫁入道具(6段目)」「御輿入れ道具(7段目)」となります。
解説:
七段飾りは上から順に「内裏雛(1段目)」「官女(2段目)」「五人囃子(3段目)」「随身(4段目)」「仕丁(5段目)」「嫁入道具(6段目)」「御輿入れ道具(7段目)」となります。
15.七段飾りの最上段にいる男雛と女雛を合わせて何と呼ぶでしょうか?
- 内裏雛(だいりびな)
- 親王飾り
- 御殿雛(ごてんびな)
答え:1. 内裏雛(だいりびな)
解説:
最上段に並ぶ天皇・皇后を模した一対の人形を「内裏雛」と呼びます。
解説:
最上段に並ぶ天皇・皇后を模した一対の人形を「内裏雛」と呼びます。
16.関東と関西で男雛・女雛の左右が逆になる背景として正しいのはどれでしょうか?
- 明治以降の皇室行事の立ち位置の変化の影響
- 着物の柄を見栄えよくするため
- 当時の人形師の好みによるもの
答え:1. 明治以降の皇室行事の立ち位置の変化の影響
解説:
皇室で天皇が向かって右に立つようになったため、昭和3年頃から東京の人形業界は男雛を右、女雛を左にする飾り方を採用しました。一方、関西では古来の日本式(男雛を向かって左)を維持しています。
解説:
皇室で天皇が向かって右に立つようになったため、昭和3年頃から東京の人形業界は男雛を右、女雛を左にする飾り方を採用しました。一方、関西では古来の日本式(男雛を向かって左)を維持しています。
17.二段目にいる「三人官女」のうち既婚者とされる人形はどれでしょうか?
- 向かって右の人形
- 向かって左の人形
- 中央の人形
答え:3. 中央の人形
解説:
三人官女のうち、中央だけ眉を剃り、お歯黒を施した既婚女性の姿とされるのが一般的です。
解説:
三人官女のうち、中央だけ眉を剃り、お歯黒を施した既婚女性の姿とされるのが一般的です。
18.雛段飾りの五人囃子は元々何の楽を表しているでしょうか?
- 雅楽
- 能の囃子方
- 歌舞伎の下座音楽
答え:2. 能の囃子方
解説:
五人囃子は「謡・笛・小鼓・大鼓・太鼓」の能の囃子方をモデルとしています。
解説:
五人囃子は「謡・笛・小鼓・大鼓・太鼓」の能の囃子方をモデルとしています。
19.五人囃子が童子の髪型や童顔で表現される理由は何でしょうか?
- 子どもの健やかな成長を示すため
- 幕府の決まりで子どもの姿しか許されなかったため
- 伝統的に少年の姿が主流だったため
答え:3. 伝統的に少年の姿が主流だったため
解説:
五人囃子は古くから童子として表現され、童顔や少年の髪型が基本になっています。
解説:
五人囃子は古くから童子として表現され、童顔や少年の髪型が基本になっています。
20.四段目の「随身(ずいじん)」は俗に何と呼ばれることが多いでしょうか?
- 右大臣・左大臣
- 天狗・鬼
- 小姓・大名
答え:1. 右大臣・左大臣
解説:
本来は衛士としての警護役ですが、雛段では「左大臣・右大臣」「矢大臣」などと俗に呼ばれています。
解説:
本来は衛士としての警護役ですが、雛段では「左大臣・右大臣」「矢大臣」などと俗に呼ばれています。
21.五段目の仕丁(しちょう)は「三人上戸」とも呼ばれますが、その表情を正しく表した組み合わせはどれでしょうか?
- 笑顔・あくび・怒り
- 怒り・泣き・笑い
- 泣き・喜び・無表情
答え:2. 怒り・泣き・笑い
解説:
仕丁は「怒り上戸・泣き上戸・笑い上戸」の三体で表現されることが多く、「三人上戸」と呼ばれます。
解説:
仕丁は「怒り上戸・泣き上戸・笑い上戸」の三体で表現されることが多く、「三人上戸」と呼ばれます。
22.六段目に飾る「嫁入道具揃」の中に含まれないものはどれでしょうか?
- 長持
- お膳(掛盤膳)
- 箪笥
答え:2. お膳(掛盤膳)
解説:
六段目には箪笥、長持、鏡台、火鉢、針箱、茶道具などの「嫁入道具」が並び、お膳(掛盤膳)は通常、随身の間や別段に飾られます。
解説:
六段目には箪笥、長持、鏡台、火鉢、針箱、茶道具などの「嫁入道具」が並び、お膳(掛盤膳)は通常、随身の間や別段に飾られます。
23.七段目に置かれる御輿入れ道具として正しいものはどれでしょうか?
- 御駕籠(おかご)と牛車(ぎっしゃ)
- 鯨幕と大太鼓
- 文机と囲炉裏
答え:1. 御駕籠(おかご)と牛車(ぎっしゃ)
解説:
七段目には「御輿入れ道具」が飾られ、御駕籠と牛車、重箱などが置かれます。
解説:
七段目には「御輿入れ道具」が飾られ、御駕籠と牛車、重箱などが置かれます。
24.雛祭りの行事食に使われる「はまぐりのお吸い物」が縁起物とされる理由はどれでしょうか?
- 貝が小さいほど長寿を意味するため
- 二枚貝が対でしか合わず夫婦円満を象徴するため
- 中国の故事で貝が魔物を退治したとされるため
答え:2. 二枚貝が対でしか合わず夫婦円満を象徴するため
解説:
はまぐりは別の貝同士では合わないことから、一生を共にする良縁の象徴とされています。
解説:
はまぐりは別の貝同士では合わないことから、一生を共にする良縁の象徴とされています。
25.雛祭りに供えられる「菱餅」の3色(上から桃色・白・緑)が表すものの組み合わせとしてよく説明されるのはどれでしょうか?
- 雪・月・花
- 赤・黄・青
- 桃の花・雪・新緑
答え:3. 桃の花・雪・新緑
解説:
菱餅は上から順に桃色(桃の花)、白色(雪)、緑色(新緑)を表すといわれます。
解説:
菱餅は上から順に桃色(桃の花)、白色(雪)、緑色(新緑)を表すといわれます。
26.雛段飾りの段数が三段、五段、七段など“奇数”になっている理由として正しいのはどれでしょうか?
- 制作にかかる部材を均等に分けやすいため
- 奇数が縁起が良いとされているため
- 古くは二段、四段では人形を飾れなかったため
答え:2. 奇数が縁起が良いとされているため
解説:
雛段飾りの段数は、祝い事において良いとされる「奇数」で構成するのが一般的です。三段、五段、七段飾りなど、いずれも縁起を担ぐ意味合いがあります。
解説:
雛段飾りの段数は、祝い事において良いとされる「奇数」で構成するのが一般的です。三段、五段、七段飾りなど、いずれも縁起を担ぐ意味合いがあります。
27.雛あられの色が3色や4色になっているのはなぜとされることが多いでしょうか?
- 季節の移ろい(四季)を表すため
- 単なる見た目の好み
- 製造過程で自然に色が変わるため
答え:1. 季節の移ろい(四季)を表すため
解説:
雛あられの色は、桃の節句に関連して「一年を通しての成長を願う」意味が込められています。
解説:
雛あられの色は、桃の節句に関連して「一年を通しての成長を願う」意味が込められています。
28.雛祭りはもともとどのような風習と貴族の遊びが結びついて現在の形になったとされるでしょうか?
- 災厄を人形に託して流す「流し雛」と「ひいな遊び」
- お盆の灯篭流しと「貝合わせ」
- 虫送りの儀式と「蹴鞠(けまり)」
答え:1. 災厄を人形に託して流す「流し雛」と「ひいな遊び」
解説:
平安時代に上巳の節句として伝わった「流し雛」と、貴族の子女のままごと遊び「ひいな遊び」が合わさり、今の雛祭りへと発展しました。
解説:
平安時代に上巳の節句として伝わった「流し雛」と、貴族の子女のままごと遊び「ひいな遊び」が合わさり、今の雛祭りへと発展しました。
29.江戸時代に雛祭りが盛んになった要因として正しいのはどれでしょうか?
- 幕府の奨励で農村に広まった
- 戦国の世が終わり、平和な時代になったことで女性の祝い事が広がった
- 海外貿易で輸入された人形が流行した
答え:2. 戦国の世が終わり、平和な時代になったことで女性の祝い事が広がった
解説:
江戸時代から女性の祭りとして雛祭りが大々的に行われるようになり、町民にも広く浸透しました。
解説:
江戸時代から女性の祭りとして雛祭りが大々的に行われるようになり、町民にも広く浸透しました。
30.現在、雛人形をいつまで飾るかについて一般的な考え方として正しいのはどれでしょうか?
- 3月3日当日に必ず片付ける
- 天候(湿度)の良い日を待って片付ける
- 雛祭りの翌年まで飾ったままにする
答え:2. 天候(湿度)の良い日を待って片付ける
解説:
雛人形は湿気を嫌うため、3月3日を過ぎたら晴天の日に片付けるのが理想とされています。「すぐ片付けないと婚期が遅れる」の俗説は、しつけ的な面も含まれるとされています。
解説:
雛人形は湿気を嫌うため、3月3日を過ぎたら晴天の日に片付けるのが理想とされています。「すぐ片付けないと婚期が遅れる」の俗説は、しつけ的な面も含まれるとされています。
まとめ
以上、雛祭りに関する三択クイズ30問でした。
高齢者の方の脳トレとして、また豆知識としてぜひお楽しみください。