「郵便局の追跡サービスで『持ち出し中』と表示されているのに届かない……」そんな不安を抱えた経験はありませんか。
自分が待っている荷物や大切な書類が一体いつ届くのか、気になって仕方ない方も多いはずです。
本記事では、郵便局の「持ち出し中」が示す意味から、配達が遅れてしまう要因、そして確実に荷物を受け取る方法までを徹底解説します。
★「持ち出し中」とは何か、そしていつ届くのかがハッキリわかる
★配達が遅れる原因や21時を過ぎても来ない場合の対処法を知ることができる
★再配達を依頼する方法、郵便局で受け取る際のポイントが理解できる
郵便局の「持ち出し中」とは?その正確な意味を徹底解説
配達を待っているとき、追跡サービスで最初に見ることが多いのが「持ち出し中」のステータスです。
ここでは「持ち出し中」の正確な意味と、「配達中」との表記の違いなどを明らかにしておきましょう。
「持ち出し中」と「配達中」は同じ意味?表記の違いに注意
「持ち出し中」とは、日本郵便の配送状況を示すステータスのひとつであり、担当の郵便局から配達員が荷物を持って出発した状態を表しています。
ただし、実際の意味はどちらも「お届け先へ運んでいる最中」と考えて問題ありません。
違う言葉を使っているだけで、荷物の状態としてはほぼ同じ段階にあるのです。
「到着」「輸送中」との違いは?ステータスの流れを理解しよう
郵便局の追跡サービスでは「到着」「輸送中」「持ち出し中」「配達完了」と段階的に表示が変わります。
この流れを理解すると、今自分の荷物がどの位置にあるのかを明確に把握できます。
「到着」は配達を担当する郵便局に荷物が届いた状態、「輸送中」は中継局から担当局へ輸送されている途中を表すものです。
下記のような表を参考にすると、ステータスの違いがわかりやすいでしょう。
ステータス | 主な意味 |
---|---|
引受 | 郵便局が差出人から荷物を受け取った |
輸送中 | 差出局から中継局や配達局へ運ばれている |
到着 | 配達を担当する郵便局に荷物が到着 |
持ち出し中 | 配達員が荷物を携えてお届け先へ向かっている |
配達完了 | 受取人または代理人への手渡し・投函が完了 |
「輸送中」までは配達局に荷物が存在しないことが多く、まだ実際に配達準備をしている段階とはいえません。
「到着」の表示になった後、配達ルートを組んで最終的に「持ち出し中」となるイメージを持つと理解しやすいでしょう。
郵便局で「持ち出し中」になったらいつ届く?配達時間の目安
ここでは「持ち出し中」と表示されてから、実際に荷物が到着するまでの目安について解説します。
多くの方が「いつ届くの?」と気になっているポイントですが、時間帯は実は一定ではありません。
配達は何時まで?21時を超える場合もあるのか
日本郵便の配達は、基本的に夜の21時頃をめどとして行われています。
ただし、地域や繁忙期の状況によっては、21時を過ぎて配達が続くケースもゼロではありません。
配達員の人数や荷物量、天候などによっては配達が後ろ倒しになることがあるからです。
そのため、「21時までに必ず届く」とは言い切れない部分があります。
とはいえ、一般的には21時頃までを配達の上限時間帯として考えておき、来なかった場合は翌日に回される可能性が高いです。
朝に「持ち出し中」になった場合と夕方になった場合の違い
もし追跡情報が朝の段階で「持ち出し中」に変わった場合は、その日の午前中から夕方にかけて配達される可能性が高いです。
一方、夕方に更新された場合は、その日の夜か、場合によっては翌日になるケースもあります。
繁忙期や天候不良での遅れはどのくらい?
年末年始やお中元・お歳暮シーズンは、郵便局が最も混雑しやすい時期です。
このタイミングでは、荷物の量が増えるため通常より遅れが生じやすいです。
さらに、台風や大雪などの天候不良に見舞われると交通機関や道路事情に影響が出るため、配達が丸一日遅れたり夜遅くまでかかったりと、いつも以上にスムーズにいかない場合もあります。
とはいえ、「持ち出し中」の表示がある以上、配達員はすでに荷物を手元に持っていることが多く、可能な限り当日中の配達を目指す仕組みになっています。
「持ち出し中」で荷物が届かないときの対処法
「朝から『持ち出し中』だったのに夜になっても届かない……」というケースでは、特に焦りや不安を感じるかもしれません。
ここからは、荷物が届かないときにどのように対処すればいいかを紹介します。
まずは21時まで待つべき?配達状況の確認ポイント
まずは21時まで待ってみるのが一つの目安です。
多くの地域で配達は21時近くまで行われており、夕方以降は再配達依頼も混みあうため、必ずしも追跡ステータスの更新がリアルタイムとは限りません。
21時を過ぎても荷物が届かなかった場合、翌日の午前中か午後に再度持ち出しになることがあります。
そのため、翌日午前になっても追跡が変わらない場合は、配達担当局へ問い合わせるのが早道です。
「不在票の入れ忘れ」や「バーコード未読」などが原因になることも
実際には配達員が訪問したのに不在だったり、ポストに不在票が入っていたけれど見落としている可能性もあります。
また、配達員がバーコードを読み忘れて追跡ステータスが更新されていないケースも、まれに見受けられます。
これらの場合は、荷物自体は一旦郵便局へ持ち帰られているかもしれません。
ポストの中や玄関先のドアポケットなどを念入りに確認し、不在票が見つかれば迅速に再配達依頼をすることでトラブルを防げます。
翌日になっても届かない場合の問い合わせ先と伝えるべき情報
翌日になっても「持ち出し中」からステータスが変わらず荷物が来ないようであれば、配達担当の郵便局に直接問い合わせることをおすすめします。
問い合わせる際には以下の情報を準備するとスムーズです。
郵便局側で詳しい配達状況を確認してくれ、不在持ち帰りか紛失、または配達ルートの遅れかなどを調査してくれます。
「持ち出し中」の状態で郵便局で受け取れる?受取方法の選択肢
「持ち出し中」とわかっていながら、早く自分で取りに行きたいと思うこともあるでしょう。
ここでは、持ち出し中の荷物を直接郵便局で受け取る可能性や、ほかに選べる方法を解説します。
原則は難しい?持ち出し前なら「局留め」への変更が可能
原則として、「持ち出し中」となった荷物を郵便局で受け取るのは厳しいです。
なぜなら、配達員がすでに外に出ており、荷物を持って配達ルートを回っているからです。
途中で配達員と合流するのは非現実的で、郵便局の窓口にも荷物は残っていません。
ただし、まだ「到着」のステータスの段階であれば、配達局へ連絡して「局留め」に切り替えることで、郵便局の窓口で荷物を受け取ることが可能です。
荷物を持ち出す前に電話する必要があるため、追跡のこまめな確認が重要になります。
どうしても当日中に必要な場合の特別な対応例
どうしても今日中に荷物が欲しいという場合は、配達担当局に相談すると、配達員のルートや状況によっては、途中で調整してもらえることもあります。
ただし、これはかなり例外的なケースです。
配達業務の大幅な変更が必要になることもあるので、必ず対応してもらえるわけではありません。
もし当日に間に合わず「ご不在連絡票(不在票)」が入っていた場合は、当日の再配達受付が可能かどうかを確認しましょう。
再配達の受付時間は地域にもよりますが、夕方頃までに連絡すると当日中に再配達をしてくれる場合が多いです。
まとめ~郵便局の持ち出し中は「もうすぐ届くサイン」!
最終的には「持ち出し中」と表示されている間は、配達員が荷物を持ってあなたの住所へ向かっている状態です。
正しく状況を把握しておけば、慌てることなく荷物をスムーズに受け取れます。
確実に受け取るためのポイント
確実に荷物を受け取るためには、追跡ステータスの変化をこまめに確認し、もし都合が悪ければ事前に配達日時を変更するなどの手続きを行うと安心です。
特に繁忙期は、思わぬ遅れが発生する可能性があるため、焦らず対処しましょう。
困ったときは早めの問い合わせと再配達手続きを
21時を過ぎても届かない場合や、翌日に入っても「持ち出し中」が解除されない場合は、配達担当の郵便局へ早めに問い合わせるのがベストです。
不在票があれば、その番号を使って再配達依頼を行うとスムーズに解決に向かいます。
どうしても受け取れない時間帯が続く場合は、郵便局留めやコンビニ受け取りなどのサービスも検討してみてください。
以上が「郵便局の持ち出し中はいつ届くのか?」という不安を解消し、スムーズに受け取るためのヒントです。
配達の仕組みを正しく理解するだけで、長時間の待ちぼうけやイライラをかなり軽減できるはずです。
荷物を待つ立場からすると気になることも多いですが、ルールを知り、的確に行動することで安心して荷物の到着を待てるようになります。