インスタを使っていると、突然「〇〇さんが位置情報の共有を開始しました」という通知が届き、驚いた経験はありませんか。
なぜそんな通知が届くのか、危険性はないのか、あるいはどうやってオフにすればいいのかといった疑問を抱えている人は多いです。
本記事では、インスタの「位置情報共有」機能が実際にどのように動作しているのか、通知の意味や設定をオフにする方法、そして安心して使うためのヒントを詳しく解説します。
★インスタグラムの位置情報共有機能の仕組みと通知の意味
★勝手に自分の位置情報が漏れる可能性はあるのか、その危険性や安全性
★位置情報共有をオフにする具体的な方法とプライバシーを守るコツ
インスタグラム「位置情報の共有を開始しました」とは？
少し前まではインスタと言えば「写真と動画を共有するSNS」というイメージが強かったかもしれません。
しかし、近年はさまざまな新機能が追加され、コミュニケーションの幅が広がっています。
その中で注目を集めているのが「位置情報共有」機能です。
ここでは、インスタの位置情報共有機能がどのような仕組みで動き、「〇〇さんが位置情報の共有を開始しました」という通知がどのようにして送られるのかを解説します。
インスタの位置情報共有機能の基本的な仕組み
インスタグラムの位置情報共有機能は、主にDM（ダイレクトメッセージ）内で、自分の現在地をリアルタイムに相手と共有できる機能です。
DMでつながっている相手やグループに対して、一時的に自分の位置をわかりやすく伝えたいときに利用します。
例えば、以下の特徴が挙げられます。
| 機能の名称 | 位置情報共有 |
|---|---|
| 共有先 | DMチャット（個人またはグループ） |
| 共有形態 | リアルタイム (最大1時間程度) |
| 初期設定 | オフ |
| 共有を開始する方法 | DM画面で明示的にオンにする |
通知「〇〇さんが位置情報の共有を開始しました」の意味
この通知が届くのは、特定のDMチャット内で誰かが「位置情報をオンにする」操作を行った瞬間です。
ここが重要なのは、「勝手に自分の位置情報が誰かに共有される」というわけではなく、あくまで「ユーザー自身が自発的に開始」したため、その行動をチャット参加者に対して知らせる仕組みになっています。
インスタの位置情報共有は危険？プライバシーの安全性を徹底解説
インスタの位置情報共有は便利な反面、「本当に安全なの？」「知らないうちに自分の位置を追跡されることはないの？」といった懸念を持つ方も多いのではないでしょうか。
ここでは、プライバシー保護の側面から、具体的にどのような安全策が取られているかを解説します。
位置情報共有機能は初期設定でオフになっている
初めてこの機能を知った方は「勝手にオンになっていないか」が気になるところですが、安心してください。
インスタグラムでは初期設定がオフの状態です。
つまり、新規インストール直後やアップデート後にいきなり位置情報が共有されることはありません。
位置情報共有を始めるには、ユーザー自身がDMチャットで明示的にスイッチをオンにする必要があります。
この仕組みは、ユーザーのプライバシー保護に配慮した設計といえます。
意図せず位置情報を共有してしまうリスクが少なく、位置情報をどう使うかをユーザー自身がコントロールしやすいのです。
共有範囲はDMチャット内のみに限定されている
次に、「共有範囲が広いと不特定多数の人に自分の場所を知られてしまうのでは？」という不安を抱く方もいるでしょう。
しかし、インスタグラムの位置情報共有はDMチャット内、しかも招待されたメンバーだけに限定されています。
ストーリーズや投稿のように公開範囲が広いわけではありません。
さらに、共有された位置情報を外部に転送することも基本的にはできません。
DM内のみで表示される一時的なデータの扱いなので、参加者以外に流出するリスクを最小限にとどめています。
位置情報が勝手に共有されることはあるのか？
結論からいえば、デフォルトでオフ設定になっているため「何もしないのに位置情報が勝手に共有される」という可能性は極めて低いと考えられます。
とはいえ、以下のようなケースでは注意が必要です。
| リスクとなる行動 | 具体例 |
|---|---|
| アプリの誤操作 | DM画面で誤って「位置情報をオン」にしてしまう |
| デバイス設定のミス | 位置情報サービスを常時オンに設定している |
| 他人の不正アクセス | アカウントが乗っ取られて操作される |
このような場合、意図しない共有が行われる可能性もゼロではありません。
しかし、パスワードの管理をしっかり行い、アプリ操作の際に「位置情報をオンにしますか？」などの確認メッセージを見落とさなければ大きな問題に発展することはまずありません。
インスタグラム側も、ユーザーが操作したことをチャット内で通知する機能を設けるなどして、万が一のリスクを軽減しています。
インスタで位置情報共有の通知が来るタイミングと仕組み
インスタグラムの位置情報共有機能において、通知がどのタイミングで来るのかを理解しておくと、不要な不安を軽減できます。
この章では、具体的にどのようなシチュエーションで「〇〇さんが位置情報の共有を開始しました」という通知が飛んでくるのか、そしてグループチャットと個人チャットでの違いは何かを説明します。
通知は共有を開始した瞬間に届く
前述のとおり、インスタグラムの位置情報共有はユーザーがDMチャット内で明示的に「共有を開始する」を選択したときにアクティブになります。
この「開始」操作を行った瞬間に、そのチャットの参加者全員へ通知が飛ぶ仕組みです。
アプリの設計上、この通知はプライバシー保護という側面だけでなく、グループ内の合意やコミュニケーションを促進する役割も果たしています。
もしあなたが通知を受け取ったときは、「ああ、この人は今リアルタイムで位置情報を共有しようとしているんだ」と理解するとよいでしょう。
何らかの用事がある（待ち合わせや連絡の取り合い）か、あるいは実験的に機能を試しているだけかもしれません。
グループチャットと個人チャットでの通知の違い
インスタグラムのDMは、複数人が参加するグループチャットと、1対1の個人チャットの2種類があります。
位置情報共有に関しては、どちらのチャットでも機能自体は同じように働きますが、通知が届く範囲に違いがあります。
個人チャットの場合は、自分と相手の2人だけが共有と通知のやり取りをするだけなので混乱は起こりにくいです。
対してグループチャットでは、3人以上が参加している場合、誰かが位置情報共有を開始すると全員に通知が一斉に届きます。
そのため、複数人で同時に位置情報を共有し合っていると、画面上部に表示されるインジケーターや通知が増えることがあります。
グループ内で混乱を避けるためには、事前に「位置情報を共有します」とひと言断りを入れてからオンにするとスムーズです。
インスタの位置情報共有をオフにする方法【iPhone・Android】
位置情報共有を一時的に使いたい場合もあれば、まったく使いたくない場合もあるでしょう。
ここでは、DM内での設定変更によってすぐに共有を停止する方法と、デバイス側で位置情報をブロックする手順について詳しく解説します。
DM内でアクティブな位置情報共有を停止する方法
現在進行形で位置情報を共有している最中に、すぐオフにしたい場合はDMチャットの中から操作できます。
チャット画面の上部か、位置情報共有を示すボタンをタップすると「共有を停止」という選択肢が表示されるので、そこを押すだけで即座に共有を終わらせられます。
共有を停止すると、相手（またはグループチャットの参加者）にはそれを通知する仕組みは基本的にはありません。
停止した時点でリアルタイム表示もオフになるため、意図的に共有をやめたいときは早めにこの操作を行いましょう。
iPhoneの設定で位置情報へのアクセスを無効にする手順
デバイスレベルでインスタグラムアプリへの位置情報アクセス自体を遮断したい場合は、以下のように設定を変更します。
| 操作手順 | 内容 |
|---|---|
| 1. 設定アプリを開く | iPhoneのホーム画面から「設定」をタップ |
| 2.「プライバシーとセキュリティ」を選択 | プライバシー設定に進む |
| 3.「位置情報サービス」をタップ | 位置情報に関する各種設定が表示される |
| 4.「Instagram」を探してタップ | アプリ単位での設定が可能 |
| 5.「許可しない」または「Appの使用中のみ許可」を選択 | 常時アクセスをオフにするか、使用中だけに制限 |
「Appの使用中のみ許可」を選択した場合、インスタグラムを開いている間だけGPSデータが使われるため、バックグラウンドでの追跡を防止できます。
完全にオフにしたいなら「許可しない」を選ぶと良いでしょう。
Androidで位置情報へのアクセスを無効にする手順
Androidの場合も概ね同じ流れですが、機種やOSのバージョンによって表記が異なる場合があります。代表的な例としては以下のようになります。
| 操作手順 | 内容 |
|---|---|
| 1. 設定アプリを開く | ホーム画面から「設定」をタップ |
| 2.「位置情報」をタップ | 場所情報に関する設定項目へ移動 |
| 3.「アプリの権限」を選択 | 位置情報を利用できるアプリ一覧が表示される |
| 4.「Instagram」を探してタップ | 各アプリの許可状態を確認可能 |
| 5.「許可しない」もしくは「アプリ使用中のみ許可」を選択 | 常時許可するかどうかを設定 |
このように、端末の設定からインスタグラムが位置情報にアクセスする権限を取り消すことで、アプリ上での誤操作や不正アクセスによる情報漏えいリスクをさらに下げることができます。
インスタ位置情報共有の「非表示」と「位置情報オフ」の違いとは？
インスタの位置情報まわりの機能や設定を見ていると、「非表示」と「オフ」という言葉が混在していて混乱する場合があります。
ここでは、それぞれが示す意味を整理し、過去の投稿やストーリーズの位置情報を扱う際に注意すべきポイントを解説します。
位置情報共有における「非表示」の具体的な意味
インスタ上で「非表示」という言葉が出てくるパターンはいくつか考えられますが、特にDM内の位置情報共有機能と関連している場合は「このチャット内で位置情報を特定のメンバーだけに見せない」といった使い方を指すことがあります。
グループチャットで一部の人にだけ位置情報を見せたくない場合などに設定できるとされるケースです。
ただし、現時点で一般的に提供されているDM機能では「誰か一人だけにだけ見せない」という細かい制御は公式に広く案内されていない可能性があります。
今後アップデートで細かい権限分けが導入されるかもしれませんが、現行バージョンでは「DMで位置情報共有」を開始すると、そのチャット内の全員が共有対象になる点を理解しておきましょう。
デバイス設定で「位置情報オフ」にした時の状態
一方で、デバイス側の「位置情報オフ」は、端末自体がインスタグラムを含む各種アプリに対してGPSデータを提供しないようにする設定です。
これはアプリレベルの制御ではなく、より根本的な操作になります。
インスタの機能上で共有を開始しようとしても、そもそも端末のGPSが切られているのであれば正確な位置情報を送れない状態になります。
DM内で「共有をオンにする」ボタンを押しても、端末自体が位置情報をオフにしていると正しく位置が表示されない、あるいはエラーが出るのが通常です。
プライバシーを最優先したいならデバイス設定側をオフにしておくと安心ですが、その分便利な機能が使えないことも理解しておきましょう。
過去の投稿やストーリーズの位置情報タグを非表示にする方法
位置情報といえば、ストーリーズや通常の投稿の「場所タグ」を使ったことがある方も多いはずです。
過去の投稿に付けた位置情報を「非表示」にする場合、まずは該当の投稿を開いて「編集」から位置情報タグを削除することが可能です。
ストーリーズの場合は24時間で自然と消えるため、あまり気にする必要はありませんが、ハイライトなどに残している場合は改めて編集が必要になります。
位置情報共有機能とは直接別の機能ですが、自分がどこで写真を撮ったのかを知られたくない・過去の投稿を整理したいというときは、位置情報のタグを確認し、必要に応じて消す習慣をつけると良いでしょう。
インスタの位置情報共有が役立つ場面とメリット
一部のユーザーにとっては「位置情報を他人に知らせるなんて、危険なのでは？」というイメージが先行しがちです。
しかし、この機能は正しく使えば非常に便利で、プライベートなコミュニケーションを円滑にしてくれます。
この章では、具体的にどのような場面で役立つか、また注意点は何かを解説します。
混雑したイベント会場などでの待ち合わせに最適
そんなときに位置情報共有を使えば、地図上でお互いの場所が分かるため、効率よく合流できます。
また、1時間程度の制限があることで、目的が達成された後に長時間追跡されるリスクも減らせます。
安全確認のために位置情報を一時的に共有する活用法
ひとり旅や夜道の帰宅時など、「もしものときに自分の居場所を知っておいてほしい」という場面があります。
信頼できる相手が限られた人数であれば、DMチャットを使った位置情報共有は有効な手段となるでしょう。
本格的な安全アプリや緊急通報システムほどの機能はありませんが、身近な人に自分の状態を知らせるには十分です。
あくまでインスタのDMなので、過度の期待は禁物ですが、「少し心配だから到着まで共有しておいて」といった使い方は有用といえます。
位置情報共有の制限時間（1時間）と安全に使うための注意点
インスタグラムの位置情報共有は、基本的に1時間を上限とした一時的な機能です。
この時間制限のおかげで、ダラダラと連続して位置情報を追跡されるリスクを抑えられるメリットがあります。
一方で、もし1時間以上共有が必要な場合は、再度操作が必要になることを覚えておきましょう。
安全に使うためには、「誰と共有しているか」を常に意識することが大切です。
グループチャットであれば、仲間内だけでなく別の知人が参加している可能性もあるため、共有範囲をしっかり把握する必要があります。
特に面識の薄い人が混在している場合は、思わぬ情報漏えいに繋がる恐れもあるので注意が必要です。
まとめ～インスタの「位置情報の共有を開始しました」通知による不安を解消するために～
インスタグラムの位置情報共有機能について、仕組みや通知が発生する理由、プライバシーとの関係などを詳しく解説してきました。
最後に、本記事の要点を3つに絞って振り返りましょう。
もし「〇〇さんが位置情報の共有を開始しました」という通知を受け取って不安になった場合は、まずはこの3点を思い出して、自分の設定がどうなっているかを確認してみてください。
また、インスタ以外のSNSでも位置情報が意図せず公開されるリスクは存在します。
この記事で得た知識を活かして、他のアプリやサービスのプライバシー設定も見直し、自分の意図しない情報が漏れないように管理しましょう。
そうすれば、安心してインスタグラムをはじめとするSNSを楽しむことができるはずです。
