2024年8月26日以降、PC版Chromeを使っている人からフォントのスタイルが変わったという報告が増えています。
この変化は、その日に行われたPC版Chromeのバージョン128アップデートによるもので、フォントが太字に見えるという問題が起きているようです。
PC版Chrome｜バージョン128で新フォントスタイルに変更
2024年8月27日現在、バージョン128に更新した後のGoogle Chromeを使用するユーザーから、フォントが以前より太く表示されるという報告がSNSで多く見られます。
この変更の理由は、Chromeの最新アップデートによりデフォルトのフォントが「Noto Sans JP」に変更されたためです。
なぜフォントが太く見えるのか？
最新のChrome 128アップデートにより、「Noto Sans JP」へとフォントが更新されました。
Noto Sans JP」はGoogleが開発したフォントで、読みやすさが特徴ですが、従来のフォントと比べるとやや太く感じられることが一部のユーザーにはあります。
PC版Chrome｜Noto Sans JPフォントの導入｜128アップデート
Noto Sans JPは、GoogleとAdobeが共同で開発した日本語専用フォントで、世界中のあらゆる言語をカバーすることを目指しています。
このプロジェクトは「No More Tofu」というスローガンのもと進行されています。
フォントの特徴
長時間使用しても目の疲れを最小限に抑えるように設計された高い視認性を持っています。
日本語だけでなく、多くの国際言語に対応しているため、グローバルな使用に適しています。
誰でも無料で利用でき、自由にアクセス可能です。
様々なウェイトとスタイルが提供されており、デザインのニーズに応じて選べます。
Noto Sans JPを使うメリット
長文を読んでも疲れにくいため、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
異なるデバイスやプラットフォーム間でも一貫した見た目を保つことができます。
商用利用も無料なので、フォントに関するコストを大幅に削減できます。
PC版Chrome｜フォントを調整する手順｜128アップデート
フォントが太く表示される、または読みづらいと感じる場合、次の手順でデフォルトのフォントを他のオプションに変更することができます。
1. Chromeを開き、右上のメニューボタン（縦の三点リーダー）をクリックします。
2. 「設定」を選択します。
3. 左側のメニューで「外観」をクリックします。
4. 「フォントをカスタマイズ」を選びます。
5. 「標準フォント」や「サンセリフフォント」の設定を、「Noto Sans JP」から「Meiryo UI」など別のフォントに変更します。
6. 変更を適用後、Chromeを一度閉じてから再度開きます。
この方法を試した多くのユーザーが、フォントの太字表示が解消されたと報告しています。
さらに、Chrome 128アップデートではフォント変更だけでなく、ルビの表示機能の強化や「Promise.try」のサポート追加、さらに「PointerEvent」の拡張に「deviceProperties」追加など、多くの機能改善が含まれています。
PC版Chrome｜フォント設定における重要なポイント
Chromeのフォント設定は、システム（OS）のフォント設定に左右されることがあります。
効果的に調整を行うには、OSのフォント設定も確認し、両者が一致しているかをチェックすることが重要です。
使用している拡張機能によっては、フォント設定に影響を及ぼすことがあります。
問題が生じた場合、拡張機能を一時的に無効にしてその影響を評価してみましょう。
一部のウェブサイトは独自のフォント設定を採用しており、ブラウザのフォント設定変更が反映されない場合があります。
これは、ウェブサイトの設定が優先されるためです。
Chrome 128アップデートにおける新機能
ルビの配置調整機能が強化され、ルビを含むテキストの改行処理がより自然に行われるようになりました。
非同期処理を簡潔に記述する新機能が追加され、コードの可読性が向上しています。
複数のペンデバイスを区別する精度が向上し、より正確な操作が可能になりました。
まとめ
Chromeバージョン128アップデートにより、「Noto Sans JP」がデフォルトフォントに設定され、この変更によってフォントが太く見えるとの報告が多数あります。
しかし、以下の簡単な手順でフォント設定をカスタマイズできます。
「Noto Sans JP」が選ばれた主な理由は以下のとおりです。
「Noto Sans JP」はその高い品質で広く認識されており、多くのプラットフォームで採用されています。
グローバルスタンダードを目指すChromeにとって、多言語対応は欠かせません。
Googleによって開発されたこのオープンソースフォントは、Chromeと非常に相性が良いです。
アップデートの都度、新機能の導入が予定されているため、変更点を事前に確認することが重要です。
FAQ
フォントを変更しても、なぜ一部のウェブサイトでは効果がないのですか？
特定のウェブサイトでは独自のフォント設定が施されており、ブラウザの変更が反映されないことがあります。
フォント設定を変更しても太いままの場合、どうすればいいですか？
OSのフォント設定とChromeの設定が一致しているか確認してください。
また、拡張機能が影響している可能性があるため、一度無効にして効果を見てみることを推奨します。
どのフォントがおすすめですか？
「Meiryo UI」は、Windows環境下での使用に適しており、その読みやすさと視覚的な快適さで高く評価されています。
